さて。
2度目に平日フリータイムでラブホに籠った時、1回目のSEXが終わった際、M樹が
「なんか、今、変な感じだった」
と。
「何が変だった?」
と訊いても
「うーん、なんだかよく分からないんだけど、いつもと違う感じ」
と。
そこで終わったばかりでしたが、手でM樹のアソコをいじくってみます。
アソコは全体的にぬるぬるしていました。
で、足を大きく広げさせ、掌全体を押し付けて撫でるようにしてみると、突然
「あっ!ちょっ、ちょっと!ああっ!あああっ!」
と上半身をのけ反らせて感じ始めました。
その姿を見て僕も興奮し、また勃ってきたのでゴムをつけて挿入してみると、最初から
「アッアッ!気持ちいッ!」
と僕に抱き着き、両足で僕のお尻をぎゅーっと締め付けてきました。
僕には何がどうだか分かりませんが、気持ちいいというのだからいいでしょう。
まだ若かったこともあり、さっき1度射精したばかりなのでなかなかイかず、芸のない正常位で何度かM樹をイカせ、そのうち亀頭がヒリヒリしてきたので我慢せず射精。
M樹はぐったりしていました。
とはいえ僕のテクが良かったわけではなく、M樹がもともと持っていた快感スイッチを押しただけだったのでしょう。
実はこの時、いちおうバッグに入れてきていたビデオカメラを取り出したのですが、M樹にすかさず「絶対に撮らないで!」と言われてしまい、撮れず・・・
ちなみにこのラブホからの帰り道に地元で有名なケーキ屋があり、そこでケーキを買っていくのが毎度の習わしとなっていました。
M樹いわく、親に「今日どこに行ってたの?」と訊かれた際に「ケーキを買いに」と言うためだそう。とはいえなかなかM樹とラブホに行く機会は訪れず、普通に街中でデートしても、会って買い物をしてお茶をして夕方に別れる・・・という繰り返しでした。
僕としてはようやく覚えたSEXをしたくてたまりません。
周囲の同僚や先輩男子たちの話を聞くと、みな連日自宅で彼女とヤリまくっている様子。
うらやましくてなりません。
ある時、M樹から電話が。
「今度の〇曜日、授業がないから会いたいなって。休める?」
「うん、調整すれば休めると思うよ。何時からがいい?」
「あのケーキ屋さんに行きたいな」
「じゃあ午後だけ休暇取って、おやつの時間に行こうか」
「・・・・・・」
「どしたの?」
「もー!ばか!勇気出して誘ってるのになんで分からないの!?」
なんと、Hのお誘い。
その日はまたM樹を拾い、10時くらいから夕方まで入りびたり、また4回射精。
3回目はもはやイかなくなり、M樹も何度もイッて疲れ果てたようで、「もう終わって・・・」とぐったり。
そこでゴムを外して挿入するとすぐに射精の衝動が訪れ、初めて生で挿入しお腹の上にぶちまけるという経験をしました。
やはり生も気持ちいいし、何より自分の精液が元気よく飛び散るのを見るのもいい。
4回目は、さすがにM樹も疲れていたようでしたが、
「今までで一番エッチにして」
と抱きつかれ、とはいえこちらも疲れ果てていたのでそのまま正常位で激しく動いてまたお腹に出しました。
とはいえM樹はそれでも十分に気持ち良かったようで、何度か痙攣しながらイッていました。
しかしナマでしたのはそれが最後でした。
その後は夜の公園で車の中でしたり、たまにM樹の発情期と重なってデートの合間にラブホに行ったり。
とはいえその機会は月に1度か、多くてせいぜい2度。
その後、専門学校の卒業式の日に1度だけ泊まりにいきましたが、袴姿で現れたM樹のことを褒めなかったことが発端でちょっと不穏になり、夜中にHしてる時にM樹のアソコが乾いて「ごめん、ちょっと痛くなってきた」となって途中でやめることになったり。
二人の関係もその頃からギクシャクしだして、最後にHをしたのは初めてした翌年の夏のことでした。
この時は最初から痛がってしまい、またフェラは嫌がってしてくれず、またナマでもさせてくれなかったため、結局半ば自分でしごいて射精したようなものでした。
心のつながりが薄れるとSEXにも影響するのでしょう。
その翌月にふられてしまいました。
直接的な原因は、僕が友人立と旅行に行ってる間、一度も電話をしなかったから、とのこと。
ちなみにそれから半年くらいしてからM樹から「なんだか自分の気持ちがはっきりしない」という話があり、復縁かなと思ってたら「ごめん、やっぱり勘違いだった」ということで、傷口を大きくえぐられたりしたのでした。
(おしまい)
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