至らなかった話

かすりもしなかった話(その3)

(前回の話はこちら

肩透かしを食ったとは言え、一度気にしてしまうと、どんどん好きになってしまうのが、僕の癖のようです。
でもY子も絶対僕に好意があるはず。
でないとこうも何度も2人だけで飲みになんていかないはずですよね。

さて。
こないだY子は「またスキーに行きたい」と言っていました。
なので二人でのスキーに誘うと、「行きます!」と。
さすがに正式に交際もしてないのに宿泊はまずいので、日帰りで様子をみます。
そのスキーの3日前、Y子からこんなメールが入りました。

「実は、sucameさんにどうしてもお話したいことがあるんです。電話してもいいですか?」

なっ、なにっ!?
この手の連絡は、たいてい良い話か悪い話かの二択。
スキーまで我慢できないから会いたいの・・・とでも言うのか、それともやっぱり2人きりはイヤ・・・とか。
早く答えが知りたい、でも怖くて知りたくない、ああどうしよう!
…頭を抱えつつニヤニヤしている時(器用だな)、Y子から電話が。

「ごめんなさい、急に…」

「いやいや、えと、何かあったのかな?(ドキドキ)」

「はい・・・、待ち合わせの時間、何時になるのか心配で…」

・・・・・・。

(つづく)

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